229話でついに宿儺が魔虚羅を召喚しましたが、それは無量空処中であり、さらに魔虚羅は無量空処に適応しているようでした。
そこで今回は魔虚羅が無量空処に適応している理由はなぜなのか?人間と呪いでは脳の仕組みが違うから無量空処の効果が弱いという巻末コメントについてもご紹介します。
宿儺の魔虚羅召喚はなぜこのタイミング?
五条が無量空処を宿儺より0.01秒未満の秒数で早く発動した結果、宿儺がついに無量空処を受けることとなりました。
それは、肉体の治癒の分術式の修復が遅れたという理由だそうで、最後の領域展開から2分40秒経過してついに伏魔御厨子が崩壊しました。
なので無量空処を受けて宿儺がストップしていたはずですが、なんとそのタイミングで魔虚羅が召喚されました。五条はこのタイミングで!?と驚いていました。
ではなぜこのタイミングだったのか?宿儺がやられそうになったタイミングということなのかも知れません。
元々法陣を影に隠して起動させていたようですから、無量空処で死ぬわけにはいかないので、やっと召喚したということかもしれません。
魔虚羅が無量空処に適応済みの理由はなぜ?
そして召喚された魔虚羅を術式反転赫で一撃で葬り去ろうとした時、魔虚羅は地面を叩きつけると無量空処に適応しているのか、カシャアアと領域展開が解除されたような描写がありました。
ではこれはなぜなのでしょうか?
まず魔虚羅というものは一度受けた攻撃を覚えて必ず2度目には適応して、攻撃を食らわないような後出しジャンケンのような能力を持っています。なので、適応しているなら一度はその攻撃を受けているということになります。
宿儺が受けた攻撃を魔虚羅も適応することができるのであれば、法陣の影響しか考えられません。前回の最後のページでは、ガゴン!と影の中で法陣が回転した描写がありました。
これは何か一つ適応させたという描写でもあります。このタイミングで何を適応させたのかわかりませんけど、5回も領域展開を発動しています。なのでそれを受けたことと記憶したのか、もしくは今回始めて無量空処を宿儺が受けたことで、それを魔虚羅も受けたこととして記憶したのかです。
おそらくこれだと思いますけど、宿儺が受けた攻撃も記憶されているということでしょう。なので、初めて無量空処を受けたこのタイミングで魔虚羅を召喚するのがベストということなんでしょうね。
人間と呪いでは脳の仕組みが違う
そして今回芥見先生の巻末コメントで
『人間と呪いでは、脳の仕組みが違うので、呪いは無量空処の影響が弱い』
ということでした。
ただ、呪いというのであれば、無量空処は以前にも漏瑚が受けていました。あれはかなり効いていた印象です。
しかし宿儺が呪いだからこそ、無量空処を受けづらいというのであれば、受けている状態でも一瞬で魔虚羅を召喚できたのかもしれません。ちゃんと『布瑠部由良由良』と言わないと召喚できないようですし。
なので、宿儺への無量空処をはそもそもあまり効いておらず意識を保っていたから召喚できたということかもしれません。
宿儺より五条が強い
ただ今回わかったことがあります。3度目と4度目と5度目の領域展開で、領域内の戦いでは、五条が宿儺にダメージを与えました。
逆に五条はダメージを負っていませんでした。
そして今回魔虚羅を召喚した宿儺。これは自分の術式ではありませんね。なので、普通に考えて生得術式だけのバトルであれば、五条が勝っていてもおかしくないということになります。ということはあと指1本分取り込んでいなくても千年前の宿儺と五条が戦えば正直宿儺は負けるということになりますよね。
羂索と九十九の戦いも虎杖母の術式がなければ羂索は負けていた可能性も大きいですし、羂索も宿儺も自分の術式ではない能力に助けられているんですよね。
まとめ
ということで今回は魔虚羅召喚のタイミングやなぜ魔虚羅は無量空処に適応しているのかなど考察してみました。
おそらくは最初から法陣を影の中に出していて、ずっと五条の攻撃に適応させていたんでしょうね。