フィットア領転移事件の原因犯人時系列!ナナホシ召喚とリリア過去改変と篠原秋人【無職転生魔力災害】

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今回は、無職転生の大きな謎の1つであるフィットア領転移事件の真相や時系列にまとめて解説していきます。

多くの謎を残しているフィットア領転移事件ですがなぜ起きたのか、原因は何なのか、などまとめていきたいと思います。今後、ラノア魔法大学編で出てくるナナホシも関係しているので気になる方は必見です!



目次

フィットア領転移事件の時系列と真相

まず、フィットア領転移事件とは何なのか説明していきます。

フィットア領転移事件とは強力な魔力災害のことです。凄まじい魔力が上空にうずまきやがて赤い玉が現れます。赤い玉が割れるとフィットア領一帯が光に包まれます。ロアの町を中心に広範囲の人や動物、植物、建造物などが光に飲み込まれて消失しました。

フィットア領一帯は大草原地帯になってしまいます。消えた人や建造物などは魔大陸など、世界各地に出現し行方不明者や死亡者も多数いるとされています。

ルーデウスとエリスはこの光に巻き込まれ魔大陸まで飛ばされてしまい、シルフィはアスラ王国の上空に飛ばされました。

次に、フィットア領転移事件の真相について時系列をもとに解説していきます。

甲龍歴481年以降:ルーデウス死後王国が戦争に勝つ為リリアの魔力で篠原秋人召喚

フィットア領転移事件を時系列順に解説するとルーデウスの死後からの話になります。

ここで、読者の方は「え!何でルーデウスの死後からなの?」と疑問に思う方が多いと思います。実は、フィットア領転移事件は未来の出来事がきっかけで起きることになります。

甲龍歴481年以降、ルーデウスが死んだ数年後にリリアという少女が生まれました。彼女は「再生の神子」と呼ばれ物体の時間を1日戻す能力がありました。

アスラ王国は彼女の能力を利用し自分達の思いのままにしていました。戦争が始まり異世界から勇者を呼び出して戦わせろと王国の抱える預言者が王に進言したことでリリアの魔力を使って異世界から人を召喚しました。その召喚された人物が「篠原秋人」という名前の日本人の男性です。


甲龍歴500年:篠原秋人が助かる世界の為にリリアが過去改変ループ

篠原秋人とはルーデウスが転生する前にトラックの衝突から守った高校生の男女2人の内の男の方です。実は冒頭のシーンでもう登場していました。

リリアは篠原と仲良くなりました。今まで王国に来てから神子として扱われ名前を聞かれることはなかったが彼だけは自分の名前を聞いてくれて嬉しかったのです。彼と過ごした時間は彼女にとってとても楽しい時間でした。

しかし、篠原は戦争に駆り出されあっけなく死亡しました。リリアもその後、敵国に捕まり殺されました。実はリリアは何度も死んでは生き返ってを繰り返しており終わらないループに絶望していました。そんな中、篠原と出会ったことで今までとは違う世界なのだと思いこの地獄も終わると思っていました。

しかし、結末は変わりませんでした。この時リリアは「彼と共に生きたい」と強く願いました。そしてリリアは再生の神子の能力を使い果たすほぼ振り絞り「過去を改変する力」を発動します。

その力は篠原秋人が生きることが出来る世界を創るために甲龍歴400年に時空の裂け目が出現しました。


甲龍歴400年:結果過去に次元の裂け目ができるも世界の抵抗力と拮抗

リリアの過去を改変する力により次元の裂け目ができました。次元の裂け目の奥には篠原と関連性の高い存在がありました。その存在は、彼と共に生きたいという少女の魂と酷似しており、ゆえにその存在が篠原が生きる未来を作り助かる、というはずでした。

ただ、過去に本来いないはずの人間を存在させるのはリリアの力でも不可能でした。次元の裂け目は存在するが人間を世界に降り立つことは出来ませんでした。リリアの力と世界の力が拮抗し時間だけが過ぎていきました。

ただ、そんな中ある1つの魂が次元の裂け目を通って世界に入ってきました。その魂は篠原と何の関連性もなくただ近くで死んだだけということでしたが魂という状態であるがゆえに次元の裂け目から世界に入ることが出来ました。


甲龍歴407年:次元の裂け目を通って主人公の魂がルーデウスに入る

次元の裂け目を通って入ってきた魂はふらふらと彷徨い、死ぬ予定だった赤子の中に入りました。

その赤子こそが「ルーデウス・グレイラット」です。なので前世の男がルーデウスに転生したのはリリアの過去改変の能力が原因だったのです。

ルーデウスの存在はほんのわずかに世界を改変しました。ルーデウスの行動によって本来辿るはずである歴史が変わり世界の抵抗力が弱まりました。そこで、次元の裂け目が押し広げられました。


甲龍歴417年:ルーデウスの行動で世界の抵抗力が弱まりナナホシ召喚災害発生

そして、甲龍歴417年にフィットア領転移事件が起きナナホシが召喚されました。

なので、フィットア領転移事件とはリリアが過去改変の力によってナナホシをこの世界に召喚するために起きたものでした。

本来、ナナホシだけが召喚される予定でしたがイレギュラーとしてルーデウス・グレイラットも誕生しリリアが望んでいた以上の過去改変が起きることになりました。篠原だけを助ける未来になるはずがもはやそれどころでは済まないほどの未来に変わることになりました。

これが、フィットア領転移事件の真相です。

その後、ループの代償としてほぼ全ての能力を失ったリリアが誕生しました。


甲龍歴500年:ループの代償に能力をほぼ全てを失ったリリアが誕生

過去改変のために自身の力をほとんど使ったため、リリアはほぼ全てを失った抜け殻の神子として生まれます。

そして、原作の文章に「最後の世界に、生まれ落ちる。」とあるように彼女の最後の戦いが始まります。再生の神子としての能力が失われたためこの世界で死亡すればループすることはなくそのまま死亡することになります。文字通りリリアの最後の戦いが始まるのです。

ただ、今までとは違う世界になっておりナナホシが存在しルーデウスの活躍によってより良い方向へ向かっています。


その後どうなったかは不明

その後どうなったかはまだ描かれていません。

「無職転生の物語はルーデウスの物語ということでひとまずここで完結」と作者のあとがきに書かれています。続きを書くとなれば新しい主人公になり今度はルーデウスの子供たちが活躍していくことでしょう。

ナナホシと篠原の再会シーンやルーデウスの時では決着がつかなかったヒトガミとの最終決戦も描かれると思います。無職転生は一時完結しただけでまだまだ読者を楽しませてくれるでしょう。


フィットア領転移事件の犯人と原因

もう読書の方もわかったと思いますがフィットア領転移事件の犯人はリリアです。そして、原因はナナホシを異世界に転移させたためです。

次はリリアの能力についてとナナホシがなぜ転移魔術に失敗してしまうのかについて詳しく解説していきます。

再生の神子リリアの過去改変能力と死ぬとループ

再生の神子の能力は1日だけ物体の時間を巻き戻すことができると周りや本人も思っていましたが、実は過去を改変する力があります。これだけだと、とても凄い能力のように思えますがデメリットもあります。

それは、死んだら産まれたところまでループすることです。

人生やり直せるから良いじゃないかと思う方もいると思いますが、リリアの場合、5歳の頃には王宮に捕まり、道具のように散々能力を使わされた挙句、戦争に巻き込まれて死ぬという悲惨な運命を辿り続けるのです。こんな人生を約200年近く繰り返しています。

まさに終わらない地獄ですね。リリア本人も自分は永遠にこの終わらない地獄を繰り返すんだと絶望していました。


篠原秋人の存在とナナホシが地球へ帰れないのは篠原秋人のせい?

ナナホシは日本に帰るために何度も転移魔術を実行しますが全て失敗に終わっています。この理由としてナナホシはいくつかの仮説立てました。

①未来を変えたい誰かがいる→その未来を変えるために自分が召喚された

②未来を変えるためには、転移装置の開発以外の条件がある

③篠原秋人に転移装置の存在を教える必要がある

④未来で篠原秋人と一緒に帰るから、今は帰還できない

⑤篠原秋人はまだ召喚されておらず、今よりもっと未来で召喚されるのではないか

これらの仮説はほとんど当たっていてナナホシの転移魔術がことごとく失敗してしまうのは、篠原秋人が生存するための存在として必要なためリリアの過去改変の力が影響しているからです。


まとめ

今回は、フィットア領転移事件の真相と時系列でまとめていきました。

まさか未来の出来事がきっかけで起こったものとは思いもしませんでしたね。現在、無職転生の世界で起きている話は全てリリアが篠原秋人を救うために起きたものでしたね。

フィットア領転移事件が無職転生の話の重要な出来事であることが分かったと思います。その後はまだ描かれていないのでいつか描かれると良いですね。


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