16bitセンセーションはタイムリープじゃない?時系列ネタバレ最終回結末【ANOTHER LAYER/タイムスリップ】

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 2023年の秋アニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」は、コミックマーケットで頒布された同人誌が原作です。1990年代、秋葉原で美少女ゲームの制作現場を舞台にした作品となっています。

今回は、そんな「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」の時系列や最終回の結末についてご紹介していきます。なお、ネタバレを含む記事になるためご注意ください。





目次

16bitセンセーションはタイムリープじゃない?タイムスリップだと話題

「16bitセンセーション」は「うたわれるもの」シリーズや「Toheart」シリーズなどを手掛けた美少女ゲームメーカー・アクアプラスのみつみ美里さんと甘露樹さん、美少女ゲームがコンセプトの「神のみぞ知るセカイ」の作者で漫画家の若木民喜先生が2019年に開催されたコミックマーケット96で頒布した同人誌が原作です。

今作の舞台は1990年代の東京・秋葉原で、美少女ゲームの制作現場とそれに関わる時代の移り変わりをキャラクターたちと絡めて描いています。原作とアニメ版で主人公が異なるのが特徴で原作では上原メイ子、アニメ版では秋里コノハが主人公です。

アニメ版の物語は底辺のイラストレーターながら美少女ゲームをこよなく愛するコノハがとある名作美少女ゲームを開き、2023年から1992年に時間移動してしまったことから始まります。この時間移動のことを、作中ではタイムリープと表現しています。

タイムリープとは、過去の自分に成り代わることです。コノハの場合は過去の自分に成り代わっているわけではないため、SNSなどではタイムリープというよりタイムスリップではないかと話題になっています。



古い美少女ゲームを開くとその年代にタイムリープ

2023年の現代、美少女ゲーム好きのイラストレーター・秋里コノハは絵師を目指していました。そして、自分がイラストを担当した美少女ゲームをリリースしたいという夢がありましたが、ソーシャルゲームなどに市場を奪われた美少女ゲームの黄金期はすでに過ぎ去ったようなものです。

コノハが勤める会社でも規模の小さなアダルトゲームの制作で食い繋いでおり、彼女はサブのイラストレーターとしてただモブキャラの後ろ姿に色を付ける日々を送っていました。そんなとき、コノハは中古ゲームショップの店主から古い美少女ゲームを譲り受けます。

そのひとつである「同級生」のパッケージを開けると、コノハは突然光に包まれて気が付くと美少女ゲームの黎明期と言われている1992年の秋葉原にタイムトラベルしていました。そこで彼女はアルコールソフトという会社で美少女ゲームの制作を行うことになります。

これ以降も古い美少女ゲームのパッケージを開くと過去に飛ばされるようになり、飛ばされた先は開いたゲームが制作された年という法則性が見えてきました。



16bitセンセーションの時系列

「16bitセンセーション」の原作は、16ビットパソコンの全盛期だった1992年に大学生だった上原メイ子が主人公です。まだ学生の彼女がゲーム制作会社のアルコールソフトでなし崩し的に美少女ゲームの製作に加わり、グラフィッカーになるという展開でした。

一方、アニメ版では設定が一部変更されて、1992年にタイムトラベルした2023年のイラストレーター・秋里コノハが主人公です。当時のことを詳しく知らない若い世代でも物語の世界に入りやすいよう、同世代の女の子が過去にタイムトラベルという形で配慮されています。

ここからは、アニメ版での物語の時系列を整理していきます。11月1日に放送された第5話までにコノハは3回タイムスリップしているので、それぞれ詳しく見ていきましょう。



1度目のタイムリープは1992年(1〜2話)

美少女ゲームの制作会社で働くイラストレーターの秋里コノハは2023年の現代で、メインのイラストレーターとして活躍するという夢を抱いていました。しかし、会社はおろか業界も低迷中でくすぶった日々を過ごしています。

ある日、会社の帰りに何気なく入ったゲームショップで「同級生」というゲームを手に入れ、そのパッケージを開くと光に包まれて…。気が付くと1992年の東京・秋葉原にタイムトラベルしていました。

行くあてのない彼女が転がり込んだのは美少女ゲームの制作会社・アルコールソフトで、ゲームの制作を手伝うことになります。現代の美少女ゲームの最先端を知るコノハなら無双できるだろうと意気込みますが、この時代には彼女が使い慣れたツールがあるはずもなく悪戦苦闘しました。

ようやくゲームを作り上げた制作チームの面々は打ち上げを行い、コノハはそこでチームメンバーの六田守に抱き着いてその喜びを分かち合います。驚いた守に押されて倒れ込んだコノハが気付くと、いつの間にか現代に戻っていました。



2度目のタイムリープは1996年(3〜4話)

2023年に戻ってきたコノハは、再び美少女ゲーム低迷期の変わり映えしない日々を過ごします。夢のようなアルコールソフトでの充実した時間に思いを馳せ、またあそこに戻りたいと願っていました。

ある日、ひょんなことから二度目のタイムリープに成功します。しかし、今度飛ばされたのはアルコールソフトで美少女ゲームを作った1992年ではなく1996年でした。

そこでコノハは「PC98専用のゲームしか作らない」と意固地になっている守を連れ戻してほしいとお願いされます。彼の家の前で寝泊まりしながら説得しようと試みますが、守は彼女が寝ている間に外出してしまったようで見失ってしまいました。

夏コミを過ぎてしまうと作業に支障が出るため、それ以上は守を待っていられません。彼の代わりになるプログラマーを探すか彼を待つかの決断が迫られる中、いよいよ夏コミが始まりました。



3度目のタイムリープは1999年(5話)

その後、コノハはまた2023年に戻ってきてしまいました。パッケージを開けたゲームが制作された年に飛ばされるというタイムトラベルの法則に気付いた彼女は、今度は1999年に向かいます。

その頃、アルコールソフトでは有名なゲームクリエイター・市ヶ谷の手を借りてコンシューマーを移植する話が持ち上がっていました。しかし、守はこの件を怪しんでいるようで…。

11月8日に放送された最新話では、コンシューマーの移植作業に大忙しのアルコールソフト。そんな中、コノハは守に命じられて市ヶ谷が経営するコスプレクラブを張り込み調査することになりました。

その道中で以前一緒にゲームを買ったことがある冬夜と出会って話をしているとてんちょーがコスプレクラブに入っていき、コノハも後を追って中に入ります。そこで彼女の耳に聞こえてきたのは、てんちょーの怪しげな話でした。



16bitセンセーションのネタバレ最終回結末予想

コノハがゲームショップの店長から貰ったゲーム中で映されていないものが1作あり、11月1日に放送された5話でそのタイトルが「午後の天使たち」だったことが明かされました。同名タイトルのゲームはないものの、タイトルを少し変えた「天使たちの午後」というゲームはあるようです。

調べてみるとこの「天使たちの午後」はシリーズがいくつか出ており、学園系美少女ゲームの始祖とも呼ばれているようでした。実際のところどうなのかは不明ですが、「午後の天使たち」はこのゲームのパロディと言えるかもしれません。

もしかすると「16bitセンセーション」の最終回では、「天使たちの午後」シリーズの1作目の発売日にあたる1985年にコノハがタイムトラベルする展開になるのかもしれません。



まとめ

今回は、秋の新作アニメ「16bitセンセーション」についてご紹介しました。主人公のコノハがタイムトラベルのことを共有でき、気兼ねなく話せる守は助手的なポジションになりつつあります。

ただ、彼の存在自体が歴史改変のキーである可能性は否めないでしょう。これまでのエピソードで守がアルコールソフトに残ったことで歴史が変わったのなら、今後もコノハが彼と関わることで変わる未来があるかもしれません。



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