「週刊少年サンデー」にて大人気連載中でアニメ化もされたファンタジー作品の「葬送のフリーレン」。レルネンはフリーレンたちが参加した1級魔法使い試験に登場した、1級魔法使い筆頭の老魔法使いです。
穏やかそうなおじいちゃんながら実は武闘派で、臆病とか堅実だと言われながらもぶっ飛んだ行動が多いのが特徴となっています。今回は、そんなレルネンの強さやエーレとの関係性などをご紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。
レルネンの声優
【人物紹介】
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) August 3, 2022
●レルネン●
一級魔法使い。ぜーリエの弟子。謙虚で堅実。半世紀前から臆病な坊やのまま。 pic.twitter.com/60g4xsYx6A
レルネンは、フリーレンたちが受験した「一級魔法使い試験」で試験官を務めていた老魔法使いです。フリーレンが持っている「聖杖の証」という昔の魔法使いの証を知っており、現代では資格のない魔法使いだったフリーレンに対して特別に1級魔法使い試験の受験を許可しました。
白髪のご老人で、詳細な年齢は明かされていませんがかつて同僚だったデンケンが78歳なので彼も恐らく同年代の80歳前後だと思われます。そんなレルネンはまだアニメに登場していないため誰が声を担当するのかは不明です。
ですが、ファンの間では声優予想が囁かれており、「ONE PIECE」のマーシャル・D・ティーチの声を担当する大塚明夫さんや「鬼滅の刃」の煉獄慎寿郎を担当する小山力也さん、「キングダム」の呂不韋の声を担当する玄田哲章さんの名前が挙がっています。
レルネンの孫はエーレ?
はっきりとは明言されていませんが、レルネンは試験を受けていた2級魔法使いのエーレの祖父だと言われています。エーレは試験でヴィアベルやシャルフとパーティになり、試験後はヴィアベルとともに北部高原に向かった女性の魔法使いです。
彼女は原作の42話で自分の祖父が1級魔法使いであることを話していました。また、原作60話のラストシーンでは一コマだけレルネンをヴィアベルとシャルフに紹介しているシーンが描かれています。
1級魔法使いと呼ばれる魔法使いは大陸全体で50人もいません。その中で孫娘がいてもおかしくないおじいさんと言えば、まずレルネンの名前が挙がるでしょう。そのため、エーレの祖父がレルネンであることは十分考えられます。
レルネンは死亡する?
【今週の1コマ】
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) February 8, 2022
レルネンとデンケン。
老魔法使いたちの友情が紡がれる。#葬送のフリーレン pic.twitter.com/hU62jeBLIr
レルネンはもともと貴族の出身で、初めは宮廷お抱えの魔法使いとして出世しています。帝国の出身だったデンケンとは同期で気が合い、よく身内話などし合う関係性でもありました。
しかし、レルネンは世渡りが苦手で、それゆえあるとき自身の地位を追われて失脚してしまいます。仲の良かったデンケンだけは最後まで彼を庇ってくれたものの、その甲斐空しくレルネンは最終的に宮廷を去ることになりました。
レルネンはそのときの彼の優しさを忘れておらず、デンケンの故郷である「黄金郷」を50年越しに元に戻すことで彼に恩返しをしようと決意します。後述するマハトとの闘いなど、老齢ながらまだまだ現役の魔法使いなのでしばらく死とは無縁なことでしょう。
レルネンは強い?狂犬にゴーレムとは
レルネンはおじいちゃんなので一見すると弱そうですが、フリーレンやゼーリエも認めるほどの武闘派で凄腕の魔法使いです。フリーレンからは「平和な時代に似つかわしくない手練れ」、ゼーリエからは「生まれた時代が違っていたら名だたる英雄とともにその名を歴史に残しただろう」と高く評価されています。
ゼーリエが抱える弟子の中でもずば抜けた才能を持っており、魔王以外では唯一フリーレンが魔力を制限していることを初見で見破った眼力の持ち主です。その見た目に反した強さから、ファンからは「作中一の狂犬」と言われています。
また、ゴーレム作りの腕も一級品で、二次試験ではレルネンが作った脱出用のゴーレムが受験者たちの身の安全を確保するギミックとして登場しました。このゴーレムは瓶の中に筋肉質な小人が入っており、瓶を割るとその小人が巨大化して使用者を守りながら安全な場所まで運んでくれる高性能な代物です。
レルネンのマハト戦
改めて読み返すとここの時間稼ぎの意味、文字通りの意味じゃなくて、戦闘狂すぎて相手の力量に合わせて戦ってた剣八プレイを時間稼ぎと勘違いしてるんじゃ?と思えてならないレルネン#葬送のフリーレン pic.twitter.com/CT4Pcfya8E
— ゔぁうぢゃー (@thomasszk194sub) February 18, 2023
レルネンの戦闘スタイルはフェルンのそれと似ており、独特の攻撃魔法を速射してゴリ押すタイプです。年齢を重ねていることから察せるように戦闘経験も豊富で、客観的にはそうは見えませんが本人的には時間稼ぎをするような戦い方が得意としています。
作中最強の七崩賢「黄金郷のマハト」との闘いでは、マハトが全力を出していなかったとはいえ一対一でもまともに渡り合いデンケンの故郷を救うための重要な情報の入手に成功しました。フリーレン一行の助けもあったとはいえ、レルネンからの情報がなければデンケンの故郷は救うことができなかったかもしれません。
また、マハト戦でもゴーレムを使用しており、マハトを相手にするのはさすがに荷が重かったものの足止めをする役割はゴーレムでも十分に果たせていました。
まとめ
今回は、「葬送のフリーレン」のレルネンについてご紹介しました。レルネンはいずれ年老いて死んでしまうだろうことを師であるゼーリエが惜しむようなすごい魔法使いで、時代が違っていたら名だたる英雄たちと肩を並べるであろうレベルの強さを持っています。
かつてデンケンに庇ってもらったことがあるレルネンは彼にその恩を返すため黄金郷に潜入し、「七崩賢のマハト」相手に一対一で互角に戦って重要な情報の入手に成功しました。そんなレルネンのアニメでの活躍が気になる方は公式からの続報を待ちましょう。