2020年に実写ドラマが放送され、「チェリまほ」の愛称で親しまれている豊田悠先生原作の「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」。ドラマ化が大きな話題となり2022年には映画も公開された「チェリまほ」ですが、2024年1月からはテレビアニメの放送もスタートしています。
アニメ版にはドラマとは違う魅力があり、新たな「チェリまほ」ブームが起こるかもしれません。今回は、ドラマや映画とアニメとの違いや安達の魔法がどうなるのかについてご紹介していきます。
黒沢安達はやった?
/#チェリまほアニメ
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🖊絵コンテ・演出・原画
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「チェリまほ」は、童貞のまま30歳を迎えたことで「触れた相手の心が読める魔法」が使えるようになった冴えない会社員の安達清が主人公です。安達は魔法の力によって同期の営業マン・黒沢優一が自分に好意を向けていることを偶然知り、そこから徐々に2人の距離が近づいていく様子を描いたBL作品となっています。
魔法の力で図らずしも黒沢からの好意を知って初めは戸惑っていた安達ですが、アプローチを受けるうちに自分も彼のことが好きになり3巻で2人はついにお付き合いを始めます。その後も手をつなぐことからなかなか先に進めなかったものの、ついに2人は一線を越えました。
直接的な描写や生々しい描写はなく事前事後のピロートーク的な感じではありますが、2人の関係が発展したことが描かれているのが分かるでしょう。
チェリまほのドラマ・映画・アニメの違い
「チェリまほ」はアニメより先に実写ドラマや映画が制作されており、ドラマでは原作より少し先のエピソードがオリジナルで描かれていました。その後制作された映画では原作のエピソードが少し進んだこともあって原作に寄せたストーリーになり、安達の魔法がなくなるタイミングなどドラマとは設定が変わった部分があります。
そんな実写版とアニメの大きな違いとなるのは、オドオドしている安達の描写です。実写版では赤楚衛二さん演じる安達の表情を長く映して目が泳ぐ様子などを表現していましたが、アニメではちびキャラにデフォルメされた安達のカットが差し込まれバリエーション豊かな感情表現をしています。
一方、実写版の町田啓太さん演じる黒沢は町田さんならではのクシャっとした笑顔が特徴で、誰でも親しみやすいお兄さんなイメージでした。アニメの黒沢はよりスマートさが際立っていて、仕事ができるしっかり者という感じです。
安達は魔法使いじゃなくなる?
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実写版「チェリまほ」では、クリスマスを黒沢と過ごした安達がドラマのラストで魔法を使えなくなります。当時はまだ原作のエピソードが進んでいなかったため、このエピソードはより先に進んでいたドラマのオリジナルシーンでした。
原作とドラマや原作とアニメとで設定やストーリーに違いがみられるケースは、「チェリまほ」に限ったことではありません。映像化するにあたって変えざるを得ないシーンがあったり、逆にドラマやアニメのオリジナルキャラが原作に逆輸入されるケースもあります。
ちなみに「チェリまほ」はドラマと映画にも違いがあり、ドラマではクリスマス以降魔法が使えなくなりましたが映画ではクリスマスが過ぎても魔法が使えていました。
安達は魔法使いのまま?
安達はBottom側(ボトム、いわゆる受け)です。そのため、黒沢と一線を越えていても彼が卒業するのは童貞ではなく処女になります。
物語のタイトルにある通り「童貞だと魔法使いになれる」ので、処女を卒業しても童貞のままであれば魔法使いを卒業することはなさそうです。ストーリー的にも、魔法の力が残ったままのほうがキュンキュンするエピソードは描かれやすいでしょう。
例えば、キスしたいけど今のタイミングを計りかねている黒沢に、魔法でその気持ちが筒抜けな安達が「キスしてもいいよ」と言いながら頬を赤らめるなどetc。魔法使いのままのほうが恋に恋する可愛い2人をより楽しめそうです。
まとめ
今回は、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のアニメとドラマ・映画の違いなどについてご紹介してきました。ドラマの放送当時は原作のストーリーの進行上オリジナルシーンを入れることがあり、より原作に寄せたストーリーになっているアニメとは違う部分があります。
2024年1月から放送されているアニメを見たことで「チェリまほ」に興味を持ち、原作はもちろんドラマの人気が再燃するなど再び「チェリまほ」ブームが起きるかもしれません。