壬氏暗殺未遂事件の黒幕は子の一族と楼蘭妃に翠苓!猫猫の拉致と反乱【薬屋のひとりごと】

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現在アニメが大ヒットしている「薬屋のひとりごと」。本作は、薬学が大好きな主人公・猫猫(マオマオ)がその知識を活かして人助けをしたり事件を解決したりするストーリーです。

今回は、本作の重大事件の一つである壬氏暗殺未遂事件の内容について、黒幕である楼蘭妃に翠苓(二人はともに子の一族)による猫猫の拉致と皇族に対する反乱も交えて解説していきます。





目次

祭具落下事件で壬氏が暗殺未遂

壬氏(ジンシ)は美しい容姿を持っており、後宮内の女性はもちろんのこと、一部の男性にも人気のある宦官です。表向きのお役目は、後宮を管理する宦官で、他の宦官とは一線を画す存在で、不思議と大きな権力を持っていることがうかがい知れるシーンがいくつかあります。

その正体は、現在の帝の実弟です。実質、後宮内のNo.2であるため、絶大な権力を持っていることも納得ですね。そんな壬氏ですが、ある時、祭祀中に祭具が頭上に落ちてきて死にかけます。間一髪で猫猫に助けられて事なきを得ましたが、猫猫がいなければ死んでいるか大けがをしたに違いありません。

この出来事は、一見すると偶然、壬氏の上に運悪く祭具が落ちてきただけなので、単なる事故のように思えます。しかし、実はこの事故はある人物によって意図的に仕組まれたものだったのです。



実行犯は翠苓も蘇りの薬で逃げて後宮に潜伏

実行犯は翠苓(スイレイ)という女官です。当初、翠苓はそれほど目立つキャラではなく、数多くいる女官の一人という感じでした。

翠苓は綿密な計画を練り、壬氏の殺人計画を企てます。壬氏の上に祭具を落とすために、事前に次のような4つの事件を起こしていました。

・礼部を管理する武官(浩然)の死
・倉庫の火事
・祭具管理責任者の食中毒
・彫金細工師の死

これら4つの事件が繋がり、結果として壬氏の上に祭具を落とすことに成功しました。しかし、翠苓ひとりでこれほどまでの事件をすべて起こすことは不可能なため、翠苓には協力者が何人かいたと考えられますが、詳細は明らかになっていません。

とは言え、猫猫によって壬氏殺人未遂事件の犯人は翠苓であると突き止められてしまいます。しかし、翠苓は猫猫と同じく薬学に精通しているため、自ら調合した蘇りの薬(一時的に仮死状態になる薬)を飲んで逃亡に成功し、宦官に変装して後宮に潜み続けました。



猫猫と仲良くなる子翠

翠苓の画策により、様々な事件が巻き起こる後宮ですが、そんな仲、猫猫は子翠(シスイ)という楼蘭妃付きの侍女と仲良くなります。子翠は虫が大好きで、虫のことになると話が止まらなくなるほどで、虫のオスとメスを見分けることもできます。

薬学にのめり込んでいる猫猫と虫にのめり込んでいる子翠は似た者同士で、仲良くなるのは必然だったように思いますね。

しかし、子翠の正体は楼蘭妃付きの侍女ではなく、楼蘭妃本人でした。楼蘭妃はとある目的を持って後宮に入ったのですが、その目的を果たすためには後宮内を自由に動く必要があり、侍女のふりをしていたのです。

また、実は翠苓にも秘密があり、本当の名前は翠苓ではなく、子翠でした。この名前の繋がりから勘の良い人は察しがつくかもしれませんが、楼蘭妃と翠苓は姉妹(正確には異母姉妹)だったのです。



ある事件解決と翠苓に見つかり拉致される猫猫

猫猫は玉葉妃に仕える侍女ですが、玉葉妃が妊娠した二人目の子が逆子であることがわかります。逆子は出産が非常に困難であり、母である玉葉妃やその子の命が危険にさらされることになります。

そこで、猫猫はこの国で最も腕の良い医師の一人であり、猫猫の養父でもある羅門(ルォメン)を後宮に連れてきて玉葉妃の処置を託すことを提案します。この提案は壬氏によってすんなり通り、羅門が後宮の診療所で務めることになります。このことで、玉葉妃の出産に関する不安は解決しました。

必然的に、猫猫も診療所に度々立ち入ることになります。そうする中で、猫猫は、診療所に昔張られていた健康上の注意事項(鉛の入ったおしろいは使わないなど)が書かれた張り紙が意図的にはがされていたことに気づきます。

しかし、このことが原因で、猫猫は宦官として後宮に潜伏していた翠苓に拉致されてしまうのでした。



子翠の正体である楼蘭妃と翠苓が逃げて子の一族の里に

猫猫が拉致された際、翠苓は楼蘭妃(子翠)を人質に取っていました。しかし、翠苓と楼蘭妃は共犯者だったため、結果的には翠苓と楼蘭妃が共謀して猫猫を誘拐したのでした。

翠苓と楼蘭妃は猫猫を誘拐したまま後宮を脱出し、自分たちの出身地である子の一族の里に逃げ込みました。

なぜ翠苓と楼蘭妃は猫猫を誘拐して子の一族の里に逃げたのでしょうか。その目的は、猫猫に事前に蘇りの薬を飲ませた子供たちを助ける手助けをしてもらうことでした。

子の一族は帝に対し反乱を起こしており、そんなことをしてしまえば一族もろとも討伐されてしまいます。そのことを知った楼蘭妃は、せめて子供たちだけでも助けようとして、翠苓が使った蘇りの薬を子供たちに飲ませ一時的に仮死状態にすることで、子供たちを討伐から守ろうとしたのです。



子の一族の反乱と討伐

子の一族の反乱は、楼蘭妃の母である神美(シェンメイ)によって引き起こされたものでした。神美は先帝(先代の帝)の妃だったのですが、先帝は幼女趣味だったため、相手にされず子を成すことができませんでした。その結果、神美は後宮内で蔑まれてしまいます。

そのことが原因で、神美は先帝や現在の帝といった皇族に恨みを強い恨みを持つようになり、皇族に恨みを晴らすべく、翠苓を利用して皇族の一人である壬氏の暗殺を企てたのでした。

しかし、猫猫の活躍もあり、壬氏の暗殺は失敗してしまいます。最終的に、この皇族への反乱は露見してしまい、壬氏を筆頭として討伐隊が子の一族の里に派遣されました。

そしてついに、子の一族は討伐され、それと同時に誘拐されていた猫猫は救出されたのでした。



まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、壬氏の暗殺未遂事件から繋がる子の一族の反乱について解説していきました。

子の一族の反乱には様々な出来事が密接に関わっています。色々な伏線が張り巡らされているため、気になった方はぜひ原作小説や漫画を読んだり、アニメを観てみてくださいね。



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