『怪異と乙女と神隠し』のアニメが2024年4月10日より放送・配信開始されます。
書店で働く緒川菫子(おがわ すみれこ)と同僚の化野蓮(あだしの れん)が、都市伝説に出てくる様々な怪異にまつわる事件を解決していくオカルトミステリーの作品です。
今回は『怪異と乙女と神隠し』について、怪異の「紅衣小女孩(ホンイーシャオニュイハイ)」やその正体、水鬼・トイレの花子さんとの関連性、登場人物・シズクとトモコとの関係などをネタバレを含めてご紹介していきます。
紅衣小女孩の事件・トモコが消える
怪異と乙女と神隠し面白かったぁ…!
— カロ (@WiQa86n5jZTDFjW) January 12, 2023
怖さもユーモアさもあって、怪異の謎解きをしていくストーリー展開が面白い…!菫子さんの勇気ある男前な行動に惚れました…😭
化野兄妹かわいいね…3巻のシズクちゃんとトモコちゃんのお話めっちゃ泣いた…あと猫の話も…
アニメも楽しみだなぁ pic.twitter.com/0LT2fSI8qb
ある時、街で「紅衣小女孩(ホンイーシャオニュイハイ)」という怪異にまつわる事件が起こります。「紅衣小女孩」とは、台湾で最も有名な都市伝説で、人を連れ去る怪異です。
ある雨の晩、菫子と蓮の妹・乙は、シズクという少女に出会います。シズクは親友であるトモコが急に失踪してからずっと探し続けていると言います。
トモコは雨の晩にドアをノックして開けようとしてくるイタズラに悩んでいました。何度も続く行為に嫌気がさしたある日、ドアを開けます。そしてトモコは消えてしまったのです。手がかりになるのは「雨の夜に現れる赤い服の子ども」ということだけでした。
菫子と乙は、怪異に関係していると判断し、蓮の元へ相談しいきます。そこで赤い服の少女の怪異ということから「紅衣小女孩」の仕業だと分かったのでした。
台湾での紅衣小女孩とは?
「紅衣小女孩」は台湾で最も有名な都市伝説で、1998年にある心霊番組に投稿された動画がきっかけで広く認知されるようになりました。その動画は家族でハイキングを楽しむ普通の映像でしたが、よく見ると家族ではない紅服を着た少女が写っていたのです。そして数日後に家族の1人が亡くなってしまったのです。
広く知られるようになったのは、1998年の動画がきっかけでしたが、台湾では「人と連れ去る怪異」が様々な呼び名で伝えられていたようです。
台湾のとある大学にも「紅衣小女孩」についての怪談があります。それは、夜になると赤い服を着た少女の鬼が現れ遊びに誘ってくるというもので、その誘いに乗ると命を落とすといいます。
蓮の知っている「紅衣小女孩」には、「雨」や「ノックしてくる」などの要素はありませんでしたが、台湾のとある大学に伝わる怪談の中には「ノックしてくる」というケースもあったようです。
紅衣小女孩は水鬼やトイレの花子さんが混ざった怪異
怪異と乙女と神隠し3巻、本日紙・電子ともに発売しております!!今回は紅衣小女孩編のラストまで。色々ぼやかしていた事が分かり物語の軌道がようやく示されるので、この巻までまとめて読むと入りやすいかも。是非よろしくお願いします!! pic.twitter.com/y9jk5vTqen
— ぬじま (@NJ_Kilroy) May 12, 2021
「紅衣小女孩」は本来「山へ人を攫ってくる」程度の怪異でしたが、日本に伝わるまでにあらゆる怪異が混ざり、変質したのでした。
「雨の夜に現れる」という「雨」の要素は、台湾の「水鬼(スィグィ)」という、水辺で人を攫う伝統的な妖怪です。台湾から菫子たちの街に伝わるまでに台湾に伝わる怪異のイメージが交じり合い干渉して「紅衣小女孩」は変質したのでした。
台湾には古来より伝わる「魔神仔(モシナ)」という人を山に攫う怪異がいて、眼や服や帽子が「赤い子供」のような怪異です。日本の「赤い服の子供」の怪異で最も有名な「トイレの花子さん」がいます。子供向けホラー映画の流行で大ヒットし、学校の怪談は世界中に輸出されました。「魔神仔」と「トイレの花子さん」が習合して生まれたのが「紅衣小女孩」というわけなのです。
紅衣小女孩の正体はトモコ
「紅衣小女孩」は本来のものとあらゆる怪異が交じり合い変質したとご紹介しましたが、混ざった怪異の1つ「水鬼」には「替死鬼(ティースーグィ)」というがあります。
特性というのは、「水鬼が人間を死に導くとその水鬼は成仏でき、殺された人間は水鬼となって次の犠牲者を探すことになる」というものです。
つまり、この特性が混じった「紅衣小女孩」にドアをノックされ、それに応じてしまったトモコは命を落とし、新たな「紅衣小女孩」となってしまっているのでした。
「紅衣小女孩」になったトモコは、雨の夜にのみ家々の扉をノックして回り、ドアを開けてもらおうと彷徨い歩く怪異となってしまいました。
シズクに能力が残る
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— 『怪異と乙女と神隠し』2024年4月10日(水)放送・配信⚠ (@totokamiPR) February 29, 2024
C H A R A C T E R
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シズク
CV:#高橋李依
家族と折り合いが悪く、田舎から出てきて
メイド喫茶で働いている。
行方不明になった友達のトモコを探している。#totokami pic.twitter.com/SeATmZNo6O
怪異となってしまったトモコは、1度ドアを開けてしまっている乙を狙ってきます。「紅衣小女孩」の正体がトモコだと知ったシズクは、トモコを解放するために自ら命を捧げたのでした。
トモコはシズクのおかげで成仏することができたのです。そしてシズクは命を落として新たな「紅衣小女孩」となるはずでした。しかしシズクの中の「紅衣小女孩」だけを取り除くことができたのです。
異界を繋ぐ怪異の駅というものが存在します。そこで駅にやってくる電車に「紅衣小女孩」だけを乗せることでシズクを助けることができるのです。通貨は呪物ですが、美容師という夢を叶えたトモコの持っていたハサミが呪物となっていて、それを通貨として怪異を取り除くことができました。
そうしてシズクは生き残り、怪異にもならずにすみましたが、なぜか能力は残っていました。変質した「紅衣小女孩」の能力で、体を水の性質に変えることができ、透明になることも可能です。
まとめ
今回は『怪異と乙女と神隠し』について、怪異の「紅衣小女孩(ホンイーシャオニュイハイ)」やその正体、水鬼・トイレの花子さんとの関連性、登場人物・シズクとトモコとの関係などをご紹介してきました。
消えてしまい探し続けていた親友がすでに死んでしまっているという悲しい結末でしたが、成仏させることはできたのがせめてもの救いだと思います。
今回ご紹介した「紅衣小女孩」には、日本でもかなり有名な怪談「トイレの花子さん」が出てきました。今後も皆さんが知っている怪異が登場するかもしれません。
ぜひアニメでもチェックしてみてください!