『小市民シリーズ』は米澤穂信先生執筆の日本の推理小説であり、創元推理文庫から2004年より刊行されている推理小説シリーズです。
2004年に原作小説の第一巻が発売されてから約20年を経て今年本編が完結し、次いでテレビ朝日系にてアニメ化が決定した事で話題になっている作品でもあります。
今回は『小市民シリーズ』から小市民の意味や本編の読む順番、聖地はどこなのか?アニメ本編は原作のどこまでなのかなどをご紹介したいと思います。
小市民の意味と小市民シリーズとは?
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— TVアニメ『小市民シリーズ』公式 (@shoshimin_pr) June 6, 2024
小市民シリーズというタイトルが目を引く本作ですが氷菓などと同じく内容は推理小説です。
推理好きであるあまり中学の頃に自ら問題に首を突っ込んで解決する事を趣味としていた為に周りから恨まれたりしたことがトラウマとなり、小市民を目指す主人公と同じく小市民を目指すヒロインの物語となります。
なお、タイトルについている小市民とはどういう意味なのだろう?と疑問に思われる方も多いと思いますが、小市民とは中産階級(高所得者と低所得者の中間)の事を指しますが、ここでは学生生活における小市民を指していると思われます。
ですので、学生生活における小市民とは特に目立つ事もせずに逆に悪い意味で目立ったりもせずといったごく普通の人間つまり一般生徒の事です。
小市民シリーズの読む順番
アニメ化が決まった小市民シリーズですが、原作の第一巻が発売になったのは約20年前となっており、今から原作を読むならどこから読めば良いの?という方の為にどこからよむべきなのかをまとめてみました。
現在小市民シリーズには『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』『秋期限定栗きんとん事件(上下巻)』『巴里マカロンの謎』『冬期限定ボンボンショコラ事件』の全6巻が発売されていて第6巻をもって本編が完結しています。
各巻の内容としては春期限定が高校1年の春、夏期限定が高校2年の夏、秋期限定が高校2年の秋から高校3年の秋、巴里マカロンが高校1年の秋から冬、冬期限定が高校3年の冬の出来事をそれぞれ描いているようです。
ですので、もし原作を読むのであれば『春期限定』『巴里マカロン』『夏季限定』『秋期限定』『冬期限定』の順番で読むと話が繋がって楽しく読めると思います。
小市民シリーズの舞台聖地
「小市民シリーズ」聖地巡礼・舞台探訪。
— なづかり (@nadukari_h) June 8, 2024
第2弾PVのカットを追加しました。https://t.co/nVfb1CmpIF#小市民#小市民シリーズ#聖地巡礼#舞台探訪#butaitanbou pic.twitter.com/iegtSXbEPC
続いてPVが公開された事で場所が徐々に特定されつつある『小市民シリーズ』の聖地についてご紹介したいと思います。
小市民シリーズのPVが公開されるにあたり、風景に心当たりのある方々が聖地巡礼を初めているようなのですが、本作の聖地は既に岐阜市とコラボを展開しているアニメである変人のサラダボウルと同じく岐阜県岐阜市とその周辺となっています。
正確にはPVのメインとなる場所は岐阜市内に集中していて、聖地の一部に岐阜市から少し離れていて史跡大垣城などでも有名な大垣市が含まれているので、アニメが放送開始となれば変人のサラダボウルのように岐阜市や大垣市とのこらぼなども予想されます。
小市民シリーズのアニメ化は小説どこまで?『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』
最後にアニメは原作のどこまでやるかについてですが、こちらは既に公式からアナウンスがあった通り『春期限定いちごタルト事件』『夏季限定トロピカルパフェ事件』までアニメ化する予定です。
春期限定いちごタルト事件は主人公小鳩常悟朗とヒロイン小佐内ゆきの二人に高校1年の時に振りりかかった出来事に焦点を当てつつ、最終的に小佐内の身に起きた自転車盗難事件を解決するというもので、推理小説の醍醐味を感じられる作品となっています。
続いて夏期限定トロピカルパフェ事件は春期限定から1年経過した2年の夏休みをメインに描かれていますが、こちらも前作同様一話完結の短編形式をとりながらその短編が最終的に一つにまとまっていく長編としても描かれている作品であり、直木賞受賞作家である米澤先生の手腕が見て取れる名作となっています。
まとめ
今回は『小市民シリーズ』についてご紹介してきました。
小市民シリーズは直木賞作家であり『氷菓』の原作者として有名な米澤穂信先生の作品であり、今年第一巻が発売されて以来20年越しに本編が完結した事でも話題になりました。
アニメ化にあたり、氷菓が好きな人達からは話題となり、本作の原作読者からも待っていたという声が多いので、夏アニメの話題になることは間違いないと思います。