絶賛放送中の響け！ユーフォニアム3期ですが、ネットで原作が改変されたと話題です。
12話「さいごのソリスト」にて原作とは違う展開だと話題になっていることから、何が違うのか比較してみました。
アニメ3期12話の内容
久美子「これが！今の北宇治のベストメンバーです！ここにいる全員で決めた！
— にゃいった@大阪 (@nyaitter) June 23, 2024
言い逃れのできない！
これで全国に行きましょう！
そして一致団結して！必ず金を！
全国大会金賞をとりましょう！」#響けユーフォニアム #ユーフォ #anime_eupho #ユーフォ3期 pic.twitter.com/aqTrlGZWuq
全国大会で最後のコンクールメンバーを決めるためにオーディションをしました。
関西大会とほぼ同じメンバーの中、最後にソリを決めることになりましたが、ソリは甲乙つけがたいということで、滝先生が二人の演奏を聞いて、挙手投票を行うことになりました。
久美子はどちらが誰の音かわからないようにしてくださいと言ったことから、1番と2番に分けて誰かわからないように幕を作って演奏しました。
そんな中、同票になったのですが、高坂麗奈だけが投票していませんでした。そこで麗奈が1番だと言うと、その1番は黒江真由でした。
こうして、全国大会のソリストが黒江に決まりました。
ただ、麗奈は久美子の音だとわかっていた。けど、黒江に投票したと後に判明しました。
アニメと原作との違い
ユーフォ3期12話。ちなみに原作小説https://t.co/RQx7TPwaX8
— 相楽 (@sagara1) June 23, 2024
ではそもそもオーディションは決選投票にすら持ち込まれず、普通に黄前久美子がソロに選ばれています。
完全にアニオリ展開。素晴らしかった。今、猛烈に感激してる。#ユーフォ pic.twitter.com/tvObCmwYx1
では、なぜネットでは原作と違うと言われているのか。小説「響け！ ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編」のそのシーンを振り返ります。
まず、最初のオーディション結果の発表まで一緒で、ユーフォニアムには久美子と黒江が決定します。
その後、ソロメンバーを発表することに。
そうして、ユーフォニアムのソリに選ばれたのは久美子でした。この時点で原作とは違うんですね。
挙手投票のような二人だけのオーディションもなかったんです。挙手投票のオーディションは1年の時の麗奈と一緒でしたよね。ただ、原作にはこの表現はありませんでした。
なぜ原作のソリ久美子から黒江に改変した？
#ユーフォ３期
— 武田綾乃 (@ayanotakeda) June 23, 2024
第12話見ました！
久美子ーーー！😭😭😭
最初にこの回を見た時は号泣しました、みんな本当によく頑張りましたね😭
原作を既に読んでいる方は大変驚いたかと思います
アニメはアニメ、小説は小説として、一作品で違った味を楽しんで頂ければ…！
来週の最終回も楽しみましょう✊
これは、かなり話題になっている話です。
ただ、これまでのユーフォの作り上げてきたものから、作者と制作メンバーで悩んで決めたことではないでしょうか。ただ、勝手に原作改変される作品とは違い、クオリティがずっとあったアニメでしたからね。
これは今になって、こうした方が作品としての解釈が合うのではないか？そう思って変えたのではないでしょうか。作者もツイッターでこう言っています。なので作者の解釈とはこちらの方が合っていると思い改変したのだと思います。
正直、このアニオリの方が解釈一致ではあります。久美子は主人公ですから、最後の全国大会で吹くというのは王道の展開でしょう。
でも久美子は音大を目指しませんし、実力的にはこれまでずっと黒江の方が強かった。練習期間も短い中、そう簡単に実力は埋まりませんよね。
こちらの方が作品の流れとしては完璧だと個人的には思いました。
原作と異なる展開を承諾してくださった石原監督、コンテの小川副監督、スタッフの皆様、そして何より原作の武田先生、ありがとうございました。次回、ファイナルです。よろしくお願いします。 #ユーフォ３期 https://t.co/0SagNsDUIO
— 花田十輝 (@oitan125) June 23, 2024
脚本の花田さんの発言をみてみると、花田さんから提案した感じですよね。そしてやはり監督と武田綾乃さんはそれを了承していたようです。
久美子と麗奈の会話
ユーフォ12話
— MAXpapa (@tanhiko0731) June 23, 2024
1期からずっと見てる人は号泣だったと思う内容でした。
一年生のとき起きた出来事と全て真逆。
テレビの前で起きてるシーンと1期のシーンが色々シンクロして涙が止まりませんでした。
ユーフォで1番泣いた回を更新しました。
画像見てるだけで涙出てしまう……#ユーフォ３期 pic.twitter.com/L9HjVGe5QA
そしてアニメ12話では、最後に久美子と麗奈の会話がありました。
あの場所もアニオリです。
麗奈は泣いており、久美子の演奏だとわかっていた。けど黒江を選んだことを泣いていました。久美子も死ぬほど悔しいと言っていました。
この泣ける展開は原作にはありません。久美子がさらっとソリに決まってしまいました。
そして、黒江にソリが決まった瞬間もそうです。久美子の全国大会はこの最強メンバーで金を取りましょうと言ったこともアニオリ。あそこで、黒江が涙を流していたことは原作にはありません。黒江の魅力が今回のアニオリに詰まっていたと思います。
原作ではソリに負けた黒江がおめでとうと小さく口で形作るだけです。なので、黒江が悪いキャラで終わり、永遠に救われない展開なんですよね。ここで久美子が負けたことにすることで、黒江もちゃんと演奏を頑張ってきたことに対して救われた展開になったと思われます。
まとめ
ということでユーフォ3期でまさかの原作改変のアニオリ展開でした。
久美子から黒江にソリが変更というのは大きすぎる改変でした。
ネットでは賛否あると思いますが、個人的にはアニメの展開の方が好きで、感動できました。