撫物語のネタバレ内容にラスト結末!撫子の式神その後や時系列【なでこドロー/アニメ物語シリーズ オフ&モンスターシーズン】

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アニメ物語シリーズのオフ&モンスターシーズンは「愚物語」の後に「撫物語」が放送されます。

「撫物語」のストーリーもアニメ前に振り返りたいという人もいるのではないでしょうか?

本記事では、「撫物語」の時系列やあらすじについての解説とラスト、撫子の式神その後等ついて解説していきます。ネタバレが含まれますので閲覧の際は注意してください。

目次

撫物語『なでこドロー』の時系列

他のオフシーズン「愚物語」「業物語」はそれぞれ3話ずつ収録していますが、「撫物語」は「なでこドロー」のみで一冊になっています。

「撫物語」も3話収録の予定だったようですが、作者が撫子のストーリーが予想より膨らんでしまったため、収録予定だった「まよいイーブン」「よつぎノーサイド」は未収録になったのだそうです。

そんな「撫物語」は「終物語」の後の千石撫子の様子が描かれています。「愚物語」の「つきひアンドゥ」で斧乃木余接と知り合っていて、その後日からストーリーが展開していきます。

「偽物語」「囮物語」「恋物語」で登場した過去の撫子がぞれぞれ登場するので、撫子ファンにはたまらない1冊になっていますが、「撫物語」を読んでから撫子が好きになったという声も多いです。

撫物語『なでこドロー』のネタバレ考察

ここからは「撫物語」のストーリーをネタバレを含めて解説していきます。まずは簡単にあらすじをご説明します。

かつて神だった撫子は「恋物語」で人間に戻り、その後は漫画家を志望して自宅に引きこもり漫画を描いている日々を過ごしていました。

しかし、両親から中学を卒業したら就職するように言われてしまいまます。

両親を説得するためには漫画家としてまともな成果を挙げて示せばいいと考えますが、生活の保障がないと努力も出来ないと余接に相談します。

余接は努力を3倍にするのではなく、撫子の人数を3倍にすればいいと言い、撫子が描いた分身を余接の力で式神にして、漫画を描くことを手伝わせることを提案します。

強制外出することになったきっかけ

そうして撫子は余接の力を借りて、過去の自分を元にした4体の式神を作り出します。

一番馴染み深い、恥ずかしがり屋で大人し、前髪を全力で伸ばしていた『化物語(下)』の時の「おと撫子」。
大好きだった憧れの人を精一杯の背伸びして誘惑していた『偽物語』の時の「媚び撫子」。
口調が悪くて何もかもを破壊するほどの怒りを周りに振りまいていた『囮物語』の時の「逆撫子」。
ついに神様になって、何度も何度もあこがれのあの人を殺し続けた『恋物語』の時の「神撫子」。

しかし、この式神たちは撫子の漫画を描くことを手伝うことはせず、全員が家から逃走してしまいます。

自分の姿をした式神たちが外を徘徊しているとなればじっとしているわけにはいかず、撫子は外に出て式神を封印せざるを得なくなったのです。

余接と協力して街を捜索し式神を封印する過程で、撫子はいろいろな人と出会います。

無意識な本音と向き合う

撫子は忍野扇の協力や、老倉育や神原駿河、戦場ヶ原ひたぎの電話での会話で媚び撫子と逆撫子を見つけ出すことに成功します。

式神たちや老倉育と会話する中で、撫子は本音と向き合うことになります。

媚び撫子は学校でクラスメイトの話にひたすら薄っぺらい同調をして馴染もうとしていました。もしかしたらあり得た未来なのかもしれないと撫子は思います。

「夢を追ってひたむきに努力とか、そんな恥ずかしいことしないでよ、恥ずかしい」という媚び撫子に対して「ヤナコッタ!」と言いながら封印します。

老倉育は学校でうまく馴染めていない撫子に過去の自分を重ねてしまったようです。

「学校に行けなくなったくらいでは、人生は終わらないわ」「その厳しい意見が、親のすべてだと思わないことね」「将来どうなってしまうのか不安なままでも、生きてさえいれば、大人ぐらいにはなれるから」

と実体験と自戒の意を込めて撫子に親身にアドバイスをしました。

逆撫子はずっと避けていた阿良々木家に居ました。漫画なんて描かず撫子を殺して自分はずっと休むと言います。

「お前だって本当は嫌々努力してんだろ?苦しいならやめりゃいいだろうが、ああん?」と吠える逆撫子を何とか封印することに成功します。

黒幕はどの撫子?

神社に向かった撫子はバラバラになった余接を発見します。一時は取り乱した撫子ですが、首だけの余接から声を掛けられ余接の破片を集めてきます。

無事に元の姿に戻った余接は事の経緯を話します。余接は神撫子の罠にはまって神社におびき寄せられ、そこであっさりと負けてしまったと言います。

式神とはいえ神撫子の力は健在しているようです。正攻法では勝てないと悟ります。

その後撫子と余接は作戦を立てて、何とか神撫子を封印することに成功します。

強大な力を持つ神撫子を封印するとこの騒動は収束するかと思われていましたが終わりませんでした。撫子は式神たちの違和感に気づいたのです。

逆撫子が言っていた「彫刻刀を貸してくれたおと撫子」というセリフ、助けてくれた媚び撫子の「さあね。むかついたからじゃない?」というセリフ。

一番弱いおと撫子が本当にしたいことをするための時間稼ぎのために、他の式神をたぶらかしていたという事実に気づきます。

失恋を乗り越える

おと撫子は過去の自分と同じように直江津高校の正門前で幸せそうにたたずんでいました。大好きなあこがれのあの人を待っているのです。

撫子から「無駄だよ、おと撫子」と話しかけられたおと撫子はひどく動揺していました。

「あの人はもうここにはいないんだよ」「誰も、いつまでも中学二年生じゃいられないし、十四歳じゃいられないんだよ。ここで待ってても、無駄なの。ここで待ってても駄目なの」と説得を試みます。

「じゃあ、じゃあ、もう、好きじゃないの?」「もう思い出せないの?飽きたの?忘れちゃったの?どうでもよくなっちゃったの?そんなつまらない未来なの?撫子は、そんな大人になっちゃったの?」とおと撫子は涙を流しながら訴えかけます。

おと撫子は、あの人への失恋を認めることができない、無意識に閉じ込めていた撫子の姿でした。

撫子はおと撫子を抱きしめます。

「また私は誰かのことを好きになるって、約束する。
待ってるだけで楽しくて、思うだけで幸せだったことを、私は忘れない。あなたの失恋を、絶対に失敗にはしない。
夢も追うけど、懲りもせずに、恋もする。あの人よりも優しくて、あの人よりも格好よくて、あの人よりも素敵で、あの人よりもいい人で、あの人よりも好きにならずにいられない、ロリコンじゃない人に恋をする。
きっと、あなたがなりたい私になるから。だからもう待つのはやめて行こう、未来へ」

と約束しておと撫子を封印します。

「撫物語」は千石撫子が少しだけお姉さんになる物語なのでした。

まとめ

本記事では、「撫物語」の時系列とあらすじについてネタバレを交えて解説しました。

「なでこドロー」は千石撫子が自分と向き合い、失恋を乗り越えて成長する物語でした。

彼女の成長がアニメでどのように描かれるのかが楽しみですね。

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