小市民シリーズ夏期限定トロピカルパフェ事件のネタバレ解説!犯人証拠も【アニメ】

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小市民シリーズの2作目となる「夏季限定トロピカルパフェ事件」は、春期だった前作の続きかと思いきや1年後となる高校2年生の夏の出来事が描かれています。また、シリアス度が上がっていてタイトルのようには甘くありません。

今回は、そんな「夏季限定トロピカルパフェ事件」の犯人や証拠などをご紹介していきます。似ているようで絶妙に違う小鳩と小佐内の感情に注目しながらチェックしてみてください。

目次

『夏期限定トロピカルパフェ事件』がアニメ化

「夏季限定トロピカルパフェ事件」は、前作の「春期限定いちごタルト事件」から1年ほど経過した高校2年生の夏のお話です。小鳩と小佐内の2人は相変わらず小市民を目指し、自分の悪い性格を抑えるために結んだ互恵関係を続けています。

2年以上の付き合いとなり、2人はお互いの行動がある程度わかるようになっていきました。ところが、最近の小佐内は普段とかけ離れた行動を取るようになります。

小佐内の運命を左右する「小佐内スイーツセレクション・夏」とは何なのか、なぜスイーツ巡りに小鳩を連れ出すのかなどさまざまな疑問が沸き上がる今作。二人の関係性に変化をもたらした、注目のエピソードは2024年7月からアニメの放送が予定されています。

『夏期限定トロピカルパフェ事件』のネタバレ解説

ここからは、「夏期限定トロピカルパフェ事件」の概要を分かりやすくご紹介していきます。物語のネタバレが含まれますので苦手な方はご注意ください。

小佐内は中学生のころ、ドラッググループから抜けて足を洗おうとしていた川俣さなえを助けました。そのときの彼女の手助けがきっかけで、さなえのドラッググループでリーダーを務めていた石和馳美は警察に補導されてしまいます。

自分を警察に売った人間に恨みを募らせた石和がその人物を見つけ出して落とし前をつけさせようとする、というあらすじです。ちなみに、石和は1年ほどの保護観察期間のが終了したのちに行動し始めたためこのタイミングになりました。

小佐内に迫る危険

小佐内は石和が復讐を計画していることを、ドラッググループに戻っていた川俣から伝えられます。当時の彼女はろくな証拠隠滅をしていなかったので、石和のターゲットが自分だとバレるのは時間の問題です。

こういうときのセオリーは未然に防ごうとすることですが、復讐を好む狼気質な小佐内はそうしませんでした。もし自分を拉致するならその罪をより重いものにしてやる、ただし何もしないならそれでよしとします。

その裏には「手段を選ばない危険人物なら長い間遠くにいてほしい」という恐怖心もありました。つまり、彼女が必要としたのは拉致によって石和は捕まるが自分は最小限の被害で済むプランです。

そのための策として選んだのが、ドラッググループを抜けたい川俣と協力関係を結んで石和の情報をリークしてもらうことと小鳩を巻き込むことでした。

巻き込まれた小鳩

頭がきれる小鳩なら、場所を場所を特定することができる2人だけの暗号を仕込んでおくことで拉致されたあとの生還率が大幅にアップするだろうと予測できます。つまり、彼は推理力に関しての信頼が高いがゆえに巻き込まれてしまいます。

小佐内の予想通り小鳩が助けに来たことで石和たちのドラッググループは拉致監禁や刃物の所持、薬物乱用に加えて小佐内が100%捏造した身代金要求の容疑で逮捕されました。計画がうまくいったことで小佐内はほくほくです。

ところが、小鳩の前で誘拐されることをあらかじめ知っていたととれてしまう失言をしてしまいます。ほっとしたがゆえの失態でした。

小鳩から小佐内への説教

拉致事件から2日後、小佐内は夏期限定のトロピカルパフェを食べながら小鳩の推理を聞かされます。多少間違っていた点は小佐内が補足し、真実は全て明らかにされました。

小鳩は小佐内が冤罪をでっちあげた件について「一線を越えている」と非難します。この冤罪とは、川俣に500万用意しろと録音させ、その声をボイスチェンジャーで変えたものでした。

ただの誘拐よりも身代金目的の誘拐の方が重罪になります。そして、もし身代金を要求したのが石和たちのドラッググループ以外の人物だと疑われた場合に捕まるのは協力してくれた川俣です。

復讐のチャンスをスイーツと同じ甘い誘惑と考えている彼女に、小鳩は苦言を呈します。今回の2人の互恵関係は、本来の小市民になるという目的とは逆方向に働いてしまいました。

小鳩と小佐内の別れ

小佐内は小鳩の推理力を利用して自身の復讐を加速させ、小鳩もまた誘拐された友人を助けることを免罪符にワクワクしながら事件を推理していました。冤罪のでっち上げで嘘つきと言われた小佐内は、小鳩が見たこともないような表情を見せます。

彼女は、そもそもお互いに小市民になりたいというのが嘘だし皆のが自分たちが付き合っていると言っているのも嘘だと言いました。簡単に小佐内の嘘を見抜いたもののその深層心理までは計り知れなかった小鳩に、小佐内は中途半端で傲慢なだけなら一緒にいる意味がないと別れを切り出します。

2人でいることをの効果の薄れに気付いていたものの切りださなかった小鳩に対して小佐内は切り出しました。小鳩は彼女の提案を受け入れ、2人の互恵関係は終わりを告げました。

小佐内の涙の理由

衝撃的な結末で終わった今作ですが、小鳩に嘘つきと言われた小佐内の動揺は気になりました。嘘つきと言われて「それを言うなら何もかも嘘だ」と分かっていつつお互いに黙っていたことを吐き出し、別れ話を切り出すという自暴自棄な行いをします。

小鳩はただ、冤罪をでっち上げたことを考え直して反省してほしかったのでしょう。しかし、小鳩は「一緒に居ることに意味がないとは思わない」と言いながら小佐内の意見の方が理にかなっているからと優先してしまいます。

実際に付き合っていたわけではありませんが、周りからはそう認識されており2人はかなりの頻度で一緒にいました。恋情かは分かりませんが別れ話に同意された小佐内は寂しかったようで、涙をこぼしながら未練があるようなセリフを残しています。

まとめ

今回は、小市民シリーズの「夏季限定トロピカルパフェ事件」についてご紹介してきました。今作は人間関係の複雑さや成長、個々の選択がどのように未来に影響するかというテーマを探求している作品です。

特に、極限状態とも言える誘拐事件を経て小佐内と小鳩は自己認識を深め、それぞれが真の意味で自立していく過程を描いています。 彼らが直面した対人関係の修復や道徳的なジレンマがテーマの今作が気になった方は、ぜひ原作やアニメをチェックしてみてください。

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