聲の形いじめてた人美化に内容いじめシーン!いじめられた理由

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「聲の形」は映画化もされて話題になりました。聴覚障害やいじめといった難しいキーワードを題材にしつつ、人と人との関わりが濃密に描かれた作品です。

今回は、そんな「聲の形」のいじめシーンやいじめの理由などをご紹介していきます。気になる方はぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

聲の形でいじめてた人は誰?

「聲の形」は2013年から2014年に「週刊少年マガジン」にて連載されていた、大今良時先生原作の漫画作品です。2016年には原作のヒットを受けてアニメ映画が公開され、第40回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を始めとしたさまざまな賞を受賞しました。

物語の中でいじめを行っていたのは、主人公の石田将也(いしだしょうや)です。小学生の将也はクラスの中でもやんちゃをして悪目立ちしており、度胸試しと称して高いところから飛び降りるなど退屈しのぎに奔放な日々を過ごしていました。

そんなある日、彼のクラスに聴覚障害を抱える西宮硝子(にしみやしょうこ)が転校してきます。将也にとって彼女は奇異の対象で、硝子をからかったりちょっかいを出すうち次第に行為がエスカレートしていじめに発展してしまいました。

聲の形はいじめを美化?

いじめを美化していると言われているのは中国版の「聲の形」で、中国版では教育上不適切な表現という理由で一部シーンの数十カ所が合わせて20分程度カットされています。そのため、ストーリーにおいて重要な場面が端折られてしまい、観客から「唐突でよくわからない」などと苦情が殺到する事態となりました。

そのうえ、中国の機関紙では「聲の形はいじめっ子を美化する内容だ。作中のいじめ場面は昔いじめられていた人に不安感を与え、エンディングでいじめを行った者が救済される点が不愉快な印象を与える。」と酷評されています。

要は、いじめを題材にしたことが「いじめ」という行為やいじめっ子を肯定しているように感じる、と言いたいようです。これは日本を批判するためのプロパガンダ的な報道で、いわば反日派の人々が過激に表現しているにすぎません。

聲の形のいじめシーンと内容

いじめのシーンは序盤にありますが、描写がリアルすぎて観ていて辛くなる人もいるほどです。耳が聞こえない硝子はクラスメイトの負担にならないようにと嫌なことをされてもニコニコしており、こういう描写が苦手な人にとっては息苦しくなるかもしれません。

また、将也が硝子に行ったイジメは複数あり、クラスメイトが彼女との筆談に使っていたノートに心無い言葉を書くようになりました。いたずら程度だったそれらの行為はだんだんエスカレートし、将也だけでなくクラス全体がいじめに関わるようになります。

また、繊細でろうあ者にとって大事な機器でもある硝子の補聴器を無理やり耳から外して出血するほどのケガを負わせてしまったこともありました。

聲の形でいじめられた理由は?

将也が硝子をいじめていた理由については、本人によれば当時はまだまだガキで相手のことを思いやる気持ちが足りていなかったからとのことです。本心ではただ話をして仲良くなりたかっただけで、事の重大さにも気付いていませんでした。

母親とともに西宮家へ謝罪に伺ったときに補聴器の弁償などで170万円を硝子の母に渡していたところを見て、初めて自分が取り返しのつかないことをしていたことに気付きます。また、あるときから自分がいじめられる立場になって彼女にしたことへの後悔に苛まれました。

自分自身を責める気持ちと周囲からのいじめという内と外の両方から自分を痛めた将也は、のちに自殺を考えてしまうようになるほどには深く後悔して反省しています。

まとめ

今回は、「聲の形」のいじめシーンやいじめの理由などをご紹介してきました。「聲の形」は性質の異なる者同士のコミュニケーションの難しさが描かれており、人と人との関わりについて深く考えさせられるような作品となっています。

険悪な人間関係や暗い心理描写なども丁寧に描かれているので決して明るいテイストの作品ではありませんが、観た後はキャラクターたちのさまざまな側面に思いを巡らせたくなるでしょう。気になった方はぜひ原作や映画をチェックしてみてください。

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