「小説家になろう」で連載がスタートし、2024年10月からアニメの2期が放送されている『精霊幻想記 』。
今回は登場人物の千堂貴久に注目して、クズだと言われていることや美春の誘拐、その後ハルトと敵対したことなどアニメの内容をネタバレありで見ていこうと思います。
千堂貴久は異世界召喚される
『精霊幻想記〜月下の勇者〜』9巻読了。
— あおい (@Aoiinen) April 15, 2020
前から名前が挙がっていた貴久が登場しどうなるのかと思ったらまさかのストーカー気質で何かやらかす予感しかしないです。
最後にリオが正体を明かし、美春との関係はどうなっていくのか楽しみです。 pic.twitter.com/Ks3jksidqJ
千堂貴久(せんどうまさと)は、もともと日本で暮らす学生でしたが、美春らとともに突然異世界に召喚されてしまいます。
一度バラバラになってしまったこともあり、美春も含めた家族がそろってまた元の世界に戻れる方法を探していました。
原作小説10巻で貴久は雅人、亜紀に再会します。しかしふたりを助けたのは自分ではなくリオだったことに苛立ちを覚えていました。
人一倍家族想いな貴久は、自分がみんなを助けるはずだったと考えており、自分の意見よりもリオの言葉が信頼されている状況が許せなかったのです。
千堂貴久は美春のことが好き
そして千堂貴久にとって一番許せなかったのは美春とのことでした。貴久は美春のことが好きでしたが、美春が好きなのはリオでした。
その頃リオは自分の前世が「天川春人」であることを明かします。美春と春人は両思いの幼馴染であり、貴久は仲間外れのような気持ちになっていました。
貴久は高い信頼と戦闘力を持って周りから認められているリオに嫉妬心があったのです。リオのいい噂を聞くたびに顔を曇らせていました。
そして次第に美春が自分ではなくリオのことを好いているのは、美春がリオに騙されているからだと考えるようになります。
千堂貴久の美春の誘拐
『精霊幻想記〜輪廻の勿忘草』10巻読了。
— あおい (@Aoiinen) April 20, 2020
名誉騎士となりアマカワの姓を名乗ったリオ。その姓に沙月やリーゼロッテが強く反応を示す中、美春が自分の決意を伝える今巻。
貴久が終始暴走していてすごい醜かったです。前巻からそんな雰囲気がありましたが、予想以上に酷かったですね。亜紀についても誘 pic.twitter.com/IJEJojOTa5
そこで千堂貴久はリオに勝負を仕掛けます。結果はリオの圧勝でしたが、貴久はそれを認めませんでした。リオは命の恩人ですが、彼を「人殺し」と呼ぶようになります。
リオの近くにいると美春が危ないと思い込み、美春を遠ざけようと誘拐計画を立てます。魔道船の港まで美春を無理やり連れていこうとしたのです。
リオはすぐに助けにいき、貴久の顔面をカウンターで思いっ切り殴りました。身体強化していなければ首が折れて死亡するほどの威力でした。
衝動で殴ったというリオにしては珍しい、後先を考えていない行動でした。こうして貴久の暴走を止めることに成功しました。
千堂貴久はクズ
「精霊幻想記」には性格の悪いキャラが多いのですが、千堂貴久もかなりのクズだと言われ、人によっては作中で一番嫌いなキャラだと言う人もいます。
貴久は「初めて会ったときからずっと好きだった」と美春に告白しますが、断られます。「美春のためを思って」と言いますが、美春にそれは偽善だと言われてしまいました。
相手から求められてもないのに助けようとするのは偽善以外のなにものでもないのですが、そのような自分にとって都合の悪い考えは全く聞きません。
そもそも私欲のためではなく、誰かを助けるために戦っているリオに対して「人殺し」と呼ぶ時点で恩を忘れているクズだと言われてもしょうがないと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は「精霊幻想記」の千堂貴久について見ていきました。
日本にいれば露呈しないであろう千堂貴久の性格が、異世界でさまざまな危険やストレスにあったことであらわになってしまった部分もありました。
千堂貴久の性格はクズですが、異世界ものの物語の中で等身大なキャラクターであると言えるのかもしれませんね。