妻、小学生になる 貴恵は憑依で生まれ変わりじゃない!最後成仏で守屋と圭介のプロポーズ

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2022年にドラマ化され2024年からはアニメ化もされている新感覚恋愛物語『妻、小学生になる 』

今回は、貴恵は憑依で生まれ変わりではないこと、最後成仏してしまうのか、守屋と圭介のプロポーズについても見ていこうと思います!

目次

貴恵は生まれ変わりではなく憑依だった

妻だった貴恵は事故で死んで10年後に、圭介と麻衣の元に現れました。第1巻では、貴恵自身が輪廻転生であり、生まれ変わりであると話していました。

現在は小学4年生の万理華として生活していました。このようなことが起きたのは奇跡であり、この日々を大切にしていこうと新島一家は考えていました。

しかし不可解なことはあります。両親が離婚しており、その頃落ち込んでいたと周りの人は言いますが、本人は離婚したときのことをあまり思い出せません。他にも同級生のカケルが覚えている母が怒鳴っていたというエピソードも全く思い出せないほど、何も覚えていませんでした

つまり貴恵の記憶が戻る前の記憶があやふやなのです。10巻で貴恵は生まれ変わりなのではなく魂が憑依していたことが明かされました。

一時的に万理華に戻るのは9巻

貴恵の人格で生活していきましたが、9巻で一時的に万理華に戻ってしまうエピソードがあります。茨城からの帰り道のことでした。

茨城では蓮司と麻衣の結婚が決まり、親として貴恵と圭介は安心していました。そして二人は、現実的に18歳になったら結婚をしようと考えるようになります。

そして寝てしまった貴恵をおんぶして帰っていたとき。目を覚ました貴恵は「おじさん達…誰?」と怯えます。貴恵は1年間の記憶を失っていました。 

貴恵の記憶が戻ってから1年ほど経っていたので、その間の記憶が全てないことになります。圭介や麻衣のことはもちろん、引っ越したことや学校の勉強も全て忘れていました。

万理華への憑依はいつ発覚する?10巻

貴恵としての記憶がなくなり、圭介は再度最愛の人を失ってしまったかもしれないとお墓の前で項垂れていました。するとお坊さんが声をかけてくれます。

信じる信じない関係なく、言葉にすることによって癒えるかもしれないと言われ、圭介は生まれ変わりについて聞きました。

お坊さんは「生まれ変わりがあったとしても記憶を引き継ぐことはありません。」とはっきり言いました。貴恵は憑依しており、万理華の体に二つの魂が宿っていたのです。

複雑な家庭環境で家に帰りたくなかった万理華未練があり家に帰りたかった貴恵の魂が奇跡的に重なり、利害が一致し魂が反転してしまったそうです。

14巻で圭介と守屋が嘘のプロポーズで貴恵を安心させる

14巻で圭介と守屋が嘘のプロポーズで貴恵を安心させるシーンがあります。守屋は最初圭介のお弁当友達で、物語が始まった当初から好意を持っていました。

一緒にバーベキューに行ったときには、娘が家を出て家にひとりになってしまったときにそばにいてあげられる人になりたいと話していました。

そして守屋は圭介に告白をしますが、振られてしまいます。真実を知った守屋は 生まれ変わって好きな人と会って「ずるくないですか?」と貴恵に言いました。

独身だと思って想い続けてきた人に、実は生まれ変わった妻がいたというのは、確かに辛い状況です。その後謝罪をし、和解しますが、貴恵の中で自分の存在を疑問視するようになります。

人気小説家との出会いから貴恵は生まれ変わりではなく憑依だったことが分かり、自分のあるべき姿について悩み始めました。圭介もそれを感じ、頼りない夫のままではいけないと考えます

たとえ今の生活が幸せだとしても、誰かの犠牲の上で成り立つ幸せを望むはずがなかったのです。貴恵は万理華に体を返すことにします。

14巻で万理華に憑依していた貴恵が成仏

14巻で、圭介と守屋は遊園地で指輪を渡し、プロポーズします。麻衣の協力もあってその姿を貴恵に見せ安心させることができました。

貴恵は圭介のことが死ぬほど好きだからこそ、守屋を選択してくれたことが心から嬉しいと感じ、無事に成仏します

目を覚ました貴恵はもう貴恵ではなく万理華の人格でした。しかし、このプロポーズは実は守屋と圭介が計画した「嘘」でした。

守屋は圭介のことが好きでしたが、圭介が貴恵を想う気持ちを心から尊いと思っており、貴恵にひどいことを言ってしまった償いも込めて、貴恵を助けるために成仏に協力したのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「妻、小学生になる」の貴恵が生まれ変わりではなく憑依だったことについて見ていきました。

1巻では亡くなったはずの妻が戻ってきたという新しい恋愛や親子のかたちが描かれるのかと思いましたが、最終回である14巻ではお互いに辛い選択をすることになります

最終的に貴恵は成仏し、圭介と守屋が結ばれることはありませんでした。それでもみんな前を向いて生きていることが分かるエピローグで、麻衣の子どもが生まれて幸せに暮らしているラストでした。

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