2022年にドラマ化され、2024年10月6日からはアニメも放送されている村田椰融さんによる漫画『妻、小学生になる』。
家族愛をテーマに家族の絆と再生を描いたストーリーで、感動の物語だと人気の作品でしたが、最終回がひどいと話題にもなっています。
今回は『妻、小学生になる』について、ひどいと話題の最終回、妻の貴恵が実は憑依であったことなどをネタバレしつつご紹介していきます。
『妻、小学生になる』のラスト結末ネタバレ
【『週刊漫画TIMES 1/28号』は、本日1/14発売!!】
— 週刊漫画TIMES 公式 (@shukanmanga) January 14, 2022
巻頭カラーは「妻、小学生になる。」(村田椰融)です!
巻頭カラーでドラマ情報も掲載!
貴恵の未練が憑依の原因だとしたら、それはあまりにも大きな自分の不甲斐なさ故だと感じた圭介は涙するが…。 pic.twitter.com/lxn3nHjRCh
貴恵は生まれ変わりではなく憑依だった
10巻にて貴恵が生まれ変わりではなく憑依である可能性が出てきました。圭介はがお坊さんに貴恵の生まれ変わりの話をしたところ、それは生まれ変わりではなく憑依だと言われるのです。
お坊さん曰く、たとえ生まれ変わりがあったいうものがあったとしても記憶を受け継ぐことはなく、輪廻転生する時に記憶はリセットされるということでした。記憶が残っているということは生まれ変わりではないということになるのでした。
突然の事故で死んでしまった貴恵の「家に帰りたい」という未練と、10年後に貴恵の事故現場に通りがかった「家に帰りたくない」という万理華の魂が奇跡的に同時に重なったことで、2人の魂が反転してしまったのでした。
貴恵の憑依が未練に原因があるのだとしたら、その未練がなくなれば次こそ貴恵とは永遠に別れてしまうことになるかもしれないのだと、圭介は思い悩みます。
圭介と守屋が嘘のプロポーズで貴恵を安心させる
圭介は貴恵が成仏する気でいることを知り、それならば安心して成仏できるようにと仕事に積極的に取り組むようになります。しかしそれではまだ足りないのではないかと考えていました。
同じ職場に勤めていて、圭介のことを好きだという守屋と結婚することを決めたのです。そして貴恵の目の前で守屋にプロポーズをするのでした。
しかしこのプロポーズは貴恵がいなくなっても大丈夫なのだと思わせ、貴恵を安心させるための嘘なのでした。この提案をしたのは守屋の方であり、貴恵のことを傷つけるようなことを言ってしまったことへの償いをしたいのだと語っていました。
そんな守屋の気持ちを聞いた圭介は、やるなら貴恵に確信させるまで徹底的にやろうと提案を受け入れたのです。
万理華に憑依していた貴恵が成仏
圭介が守屋にプロポーズする姿を見た貴恵は、本当に2人が結婚するのだと確信して成仏します。これで安心したと言い、圭介が自分を成仏させ万理華に体を返すことを選んでくれたことが心から嬉しいと言い消えていったのでした。
圭介と麻衣のことが心配で2人を残して死ぬことはできないという未練から万理華に憑依してしまった貴恵。娘の麻衣は結婚し、圭介も自立して新しく支えてくれる存在ができたのだと安心したのです。
そして2人への心配が消え、未練がなくなった貴恵は最後に麻衣に対して「強く生きてね…」という言葉を残して静かに消えていきます。貴恵がいなくなったことで今度は万理華として目を覚まし、万理華の母である千嘉は本当の万理華と再会することができたのでした。
麻衣が結婚で子供ができる
最終話で麻衣が婚約者の蓮司と結婚式を挙げる姿が描かれていました。圭介は貴恵の写真と一緒に参列し、笑顔で見届けています。
物語は終わり、キャラクターそれぞれの5年後の様子がエピローグとして描かれていました。守屋は指輪をしていて圭介ではない他の誰かと結婚したようです。万理華も成長して15歳の高校生になっていました。
結婚した麻衣と蓮司の間には子供ができていました。2人はその娘を連れて圭介の家に訪れ、麻衣の作ったご飯をご飯を食べるのでした。
圭介は貴恵と少し似ているような麻衣の娘と笑顔で触れ合う姿も描かれていました。麻衣の娘が笑った顔を見て少し驚いたような表情をしていたので、この子が本当の貴恵の生まれ変わりのように感じたのかもしれません。
『妻、小学生になる』の結末がひどいと言われている?
『妻、小学生になる』の結末がひどいと言われているのはドラマ版のようです。本作はアニメ化よりも前にドラマとして実写化されています。
ドラマ版では、映像としての尺の制限やテンポ感の維持のためなどによって原作より少し簡略化されたり、内容が違ったりしています。
原作では貴恵との別れは成仏したことで終わっていますが、ドラマ版では貴恵が再び万理華の体を借りて麻衣の結婚式に参加するようです。これに対して、憑依という形で再会した貴恵と悲しみながら別れを決意したのに、もう一度現れて別れるのはひどいのではないかという意見がありました。
貴恵との別れを受け入れて暮らしていくことを決め、貴恵がいない世界で強く生きていく圭介と麻衣が描かれてあ原作との違いに違和感を覚えた人も少なくなかったと思います。
まとめ
【『週刊漫画TIMES 10/18号』は、本日10/4発売!】
— 週刊漫画TIMES 公式 (@shukanmanga) October 4, 2024
表紙イラストはTVアニメ版描きおろし「妻、小学生になる。」、
巻頭カラーは「妻、小学生になる。」放送直前特集です!
圭介役の平川大輔さん&貴恵・万理華役の悠木碧さんのスペシャル対談を掲載!
どうぞお楽しみに!#アニメ妻小 pic.twitter.com/aV5axMQvgY
今回は『妻、小学生になる』について、ひどいと話題の最終回、妻の貴恵が実は憑依であったことなどをネタバレしつつご紹介してきました。
死んでしまったはずの貴恵と再会できたのに、もう一度今度は永遠の別れとなってしまう悲しい結末でしたが、崩れかけていた家族の絆が再生し、再び強く生きていこうと決意することができた感動の物語でした。
この感動の物語を放送中のアニメでもぜひ見てみてください。